活動をしていこう
ヨガセラピスト協会の養成講座で、どんな事が学べ、どんな活動をしていけるのか、ご質問もたくさんいただきます★
保科恵の道のりをベースにどんなヨガが生かせたのか、学べたのか、記します(^v^)
一緒にやりたいなぁ、ヨガセラピストってなんかいいな、と感じていただけて、なおかつヨガセラピスト養成講座“だいち”を御受講して学ばれたみなさま、ぜひ一緒に活動していきませんか(^^)?
ヨガセラピスト:保科恵の場合
2012年。
一般社団法人の前身、現在恵比寿に本店を構えるアーユルヴェーダ&ヨガのサロンとスクール「Expanse...」にて、宮原暁子先生のもとを訪ね、ヨガ初心者からヨガセラピスト養成講座を受講し始めました。
手に職をつけたい、自分が一生できる仕事をしていきたい、と人生に模索していた時期です。当時27歳。
仕事をしながら、月に1,2回ほど高速バスに乗り、恵比寿まで通いました。
当時は今よりもぐっと時間数が少なかった(現在の陰ヨガ、リストラティブヨガ、太陽礼拝は入っていませんでした)ですが、一年以上卒業までにかかりました。
組織の中で仕事をすることが多かった私はそのほとんどが、頭で考え判断し、一番いいという思考だけの判断で決断していたヨガの学びの時期。
「それは、本当に心から思っていることですか?」と何度も暁子先生は聞いてくださり、これが私だと思いこんでいた自分像が崩れていっている養成講座の勉強時。よく泣いてました。
途中恵比寿から拠点が横須賀へと移りましたが、テキストを一回も開かず、ごはんを食べるだけ、海でボーとするだけ、というときもありました。
写真は養成講座最終日に暁子先生が撮ってくれたもの。
養成講座を卒業後、一般社団法人ヨガセラピスト協会が立ち上がりました。
この写真は東京での集いの時。
マンツーマンで受講していた私にとって、卒業生がこれだけたくさんいる事や、子育てをしながらヨガをお伝えしているみなさまにとても刺激を受けました。
この日は、卒業してしばらくたち、自分を見失っていた時期。
暁子先生が瞑想の誘導をしてくれただけで涙が止まらなかった事を今でも覚えています。
ディプロマは、ヨガセラピスト協会の名前でNo.1で発行されてました。
私も協会が出来るの待っていたのかもな、と感じた印象深い日です。
ヨガセラピスト養成講座を受講している時から、仕事終わりにレッスンをしていく練習をしていました。
当時の同僚や友人たちを中心にもちろん無料で行い、アンケートをいただきながら経験を積んでいきました。
その中でも印象深いのが、同僚を通じ神社の神主さんとお友達になり、ヨガの話をしたら応援してくれ、場所を提供してくださっていました。
そこでのつながりは本当に深くなり、いつからかブログを見て足を運んでくださる方も増えました。
それでもまだまだ、学んだ事を伝えるだけで精一杯の時期。みなさまの体調なども聞けず。。。
仕事と並行しながら本格的にヨガを伝え始めました。
活動の幅は広がり、お寺や宿泊施設などからもお仕事をいただけるようになりました。
お寺のヨガは、ヨガセラピーに徹していました。
ゆっくりやること、無理をしないでしっかり効かせること、瞑想、呼吸など、時間をかけながら行い、ヨガの後のお茶タイムで住職からのお話も聞けたり、心も体もヨガセラピーが深まりました。
伝えたいこと、伝わらないことの葛藤が生まれたり、うまくやろうとする自分を見たり、しょっちゅう壁にぶつかっていた時。
暁子先生が横須賀から寺ヨガに来てくれた時の写真。
宿泊施設でのヨガは、現在ヨガセラピスト協会のべーすきゃんぷろく:静岡中部のひとみ先生と一緒に担当しました。
https://hitotokizenyogatherapy.theblog.me/
私たちも楽しくやること。楽しむこと。
人の事を優先させがちなわたしにとって、ひとみさんと一緒に半分ずつやることは、ヨガセラピーの基本である自分を満たすことを良く教えてくれました。
ペアヨガにも挑戦したし、雨降ったらどうする、暑すぎる時はどうする、など模索しながら、不特定多数の方にヨガをやることを、勉強させていただきました。
声を出す大切さも実感し、ヨガセラピストとしてどうやってやっていくか、よく話したなぁと思いだします。
ずっと勤めている仕事と並行しながら、寺ヨガ、宿泊施設のヨガも担当をしながら、友人が提供してくれる会場や、公共施設などをお借りし、少人数制のクラスも展開していきました。
少人数制のクラスでは、ひとりひとりの持病、体調を良く聞き、ヘルニアやぎっくり腰、手術歴のある方、がん経験者、不妊治療をされている方、解離性障害、鬱病、パニック障害など、本当にたくさんの身体や心を抱えている方と向き合ってきました。
相手に対し、どんなヨガを伝えたいか、経験していってほしいか、を探し出したのは少人数制で向き合うようになってからです。
養成講座の解剖学や良くあるお客さま別症状などよく役立ちました。
ヨガインストラクターとヨガセラピストの違いを感じ始めたのもこのころ。
生徒さんとハワイにも行きました。ビーチでヨガをやったり、浄化をとことんしてみんなと自分の気持ちをとことん話したり。
ずっと勉強だなと心から感じていたころです。
リストラティブヨガ、陰ヨガがヨガセラピストの養成講座に入るようになり、リストラティブヨガの共同開発を、ヨガセラピスト協会のべーすきゃんぷさん:東京のあやこ先生と一緒に行いました。
他に学びにもいきましたが、足りない部分が多々あり、暁子先生が解剖学的要素を入れてくださり、今のリストラティブヨガ養成講座ができました。
このころ、身体の使い方の危険性もより認識するようになり、模型を使って実際に研究してみたり、接骨院でヨガをやらせてもらいながら柔道整復師のみなさまに教えてもらったりして知識を増やしていきました。
少人数制のクラスでは、生徒さんほとんどが同年代。
同時期に4名妊娠され、まだマタニティヨガの学びが途中だった私は「私たちを練習台にしていいから、めぐちゃんにマタニティヨガやってほしい」とみなさんに後押しされ、再度横須賀に通いながらマタニティヨガを取得。
その後、産後も集まりたいな、会いたいなと思い、みんなが出産している間に産後ママヨガも勉強しにいきました。
本当に楽しい思い出しかないママヨガとマタニティヨガ。
今でも大切なつながりです。
本格的にヨガだけでやっていきたいと思うようになり、パートに変えたり、時間の融通のきくバイトに変えたりしながら、ずっと拠点を決めずにヨガを伝えていました。実家を使ったりも。
そのうちに結婚をし、自宅でヨガをやるようになり、養成講座も自宅にて行っていました。
少しずつ、自宅と仕事の区別がつかなくなり始め、次第にストレスを感じるようになり、場所を構える事を視野に入れはじめました。
養成講座をご卒業されたみなさまと、何かやりたい、卒業後もつながっていきたい、と思ったことも良いきっかけになりました。
2018年9月。
暁子先生に相談し、ヨガセラピスト協会静岡東部局を立ち上げる事になりました。
今まで、一人で活動していたものから、ご卒業生さんと一緒に活動できるようにするために、です(*^_^*)
御殿場ヨガクラスを、御殿場在住の滝本智子先生にバトンタッチし、私は地元沼津市を中心とし、新たに活動を始めました。
今までは、地元沼津市での活動はほとんどなく、伊豆、清水町、御殿場市、裾野市など、声をかけていただくところだったり、元職場の近くだったり。
改めて考えた時に、沼津市で生まれ育ち、結婚しても沼津市に住んでいる自分は、沼津市での活動の基盤を作りたい、と思い、はじめてのスタジオオーディションを受け、レッスンを持たせていただくことになりました。
また、2018年、2019年と、静岡県東部で活動するヨガインストラクターさんと一緒に、年末の太陽礼拝108回イベントも開催し、仲間がいる心強さを感じながら、一人でやっていたときの楽しさとはまた違う喜びを感じるように。
2019年は、ヨガセラピスト協会の理事メンバー、宮原暁子先生、松尾鮎子先生、林田ちあき先生、丸岡亜紀子先生に沼津市に来ていただき、お外でのパークヨガと、クラシカルヨガ、ジョイントアナトミーヨガ、セルフ整体ヨガ(ボディメイクヨガ)、瞑想のワークショップも開催。私は、陰ヨガのワークショップを担当。
自分でできること、そうでないことの見極めがつくようになり、皆様にお届けできるヨガも、プロフェッショナルの先生方のお力をお借りすることで、また一段と深いものになったように思います(*^_^*)
また、この年には、沼津市役所からのお仕事もいただけるようになりました。
2019年10月。
ヨガセラピスト協会静岡東部局の拠点を構えるべく、静岡県沼津市に「ヨガデイズ アーユルリゾート」という、小さなヨガサロンを作りました。
最大8名という、小さな小さなサロン。
個人活動のスタートから、スタジオや大人数のレッスンも経験させていただき、自分がやりたいヨガの方向性、自分に与えられている役割を感じるようになり、その結果、小さく構えることにしました。
自分のところに来てくださる生徒さんのお名前、呼吸、表情がわかる距離でつながっていきたい、今日どんな感覚でいらっしゃってくださったのかを肌で感じ、その時一番良いなと思うヨガセラピーを、お届けできたらいいな。
そのような気持ちから、少人数、もしくはマンツーマン、という環境が、自分の中ではしっくりきました。
ヨガデイズでは、おひとりおひとりのカルテを用意し、レッスン前には体調、持病などを確認させていただき、記録しながらクラスを開催しています。
また、ヨガセラピスト養成講座をはじめ、協会の各種養成講座、時には本部より講師の先生方におこしいただいています。
2012年から、ヨガセラピスト協会で養成講座を学び、現在8年目。
まだまだ学びの道は続いています。
ヨガは経験からしか伝えられない、確かにその通りだと思います。
まだまだ私も歳月は浅いですが、みなさまとの温かいつながりを味わいながら歩めていること、本当にうれしく、誇りに思えています。
ヨガセラピストとして、どんなふうに活動していくかは、あなた次第(*^_^*)
あなたは、どんなヨガの道を歩んでいきたいですか?